このきものも親が作って持たせてくれたものでもう40年は経ってます。
当時のきものは全部母が選んだものです。
これも地模様のある色無地です。
地模様の柄が繋がっていて絵羽になってます。
昔はこの上に羽織を着ました。
この帯は柄のところに螺鈿が織り込んでこんであります。
螺鈿とは、帯や漆器などの伝統工芸品に用いられる装飾技法の一つです。
貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を表面にはめ込む手法です。
帯に織るには1ミリにも満たない幅に断裁して、これを緯糸の代わりに織っていきます。
みなさんの周りでよく見かけるのはお盆などに螺鈿細工がよくありますね。
上の写真の帯はもとは袋帯でした。
しかし、名古屋帯に仕立て直してもらいました
お太鼓柄のため柄がとても出しにくく余分なところが長すぎる、扱いにくい帯でした。
扱いにくいとあまり使わなくなりますが名古屋帯にしてからは時々締めています。
しかし柄の雰囲気などがフォーマルだと名古屋帯にした場合でも、ややフォーマルなきものに合わせます。
庭の沈丁花の蕾です。
大寒を前にした寒い時期にも着々と春の準備を始めています。
蕾の先が少しピンク色になっています。
1月15日は小正月でした。
1月1日を大正月、1月15日を小正月と言います。
本来はこの日までが松の内。小正月には小豆粥を食べる習わしがありますが、小豆粥はお米と小豆を炊き込んだ晴れの日の食べ物だったのです。