地模様のある色無地です。
このきものは伯母から貰ったものです。生きていれば105歳になります。
ですので、ほぼ60年位は経っていると思います。
昔は色無地にはこのような地模様のあるきものが多かったです。
紋は入っていません。色無地の上に紋付の羽織を着て格を上げていました。
私の記憶では、母が、村の行事や入学・卒業式、結婚式等祝い事には紋付の絵羽織を着て、法事や弔辞には黒の紋の付の羽織を着ていたのを覚えています。
叔母は、自分で調達した生地できもの(夏物・袷)を縫ってくれました。
二十四節気ではこの時期を、雨水と言ます。
雪や氷が解けて雨となって早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地がうるおい目ざめる頃です。
心地よい春が来るのが待ち遠しいです。
この盆栽は父が大切にしていたものです。
父は沢山の盆栽やミニ盆栽などを育てるのが好きでした。
父が亡くなってもう36年位経ちますが、この松と2鉢は兄が引き続き見ていたようです。