私のきものは古いものが多いのですが、このきものももう38年位経っています。
当時、和裁の通信教育を始めました。浴衣は何回か縫っていましたが、ここでも浴衣は縫い終わりいよいよ袷のきものを縫うとなったときこのきものを縫い始めました。片袖はできたのですが、そこから進まず挫折しました。
叔母に話すと「幽霊の片袖」と言って縁起が悪いので仕上げてあげると言われ、このきもののほとんどは伯母が縫ってくれました。
因みに、幽霊の片袖とは、片方の袖をもぎ取られた幽霊が取られた袖を探しに出てくる。
ということで、仕事でも何でもですがもう少しで終わるようなら、きりのいいところまでやってしまいなさいというような戒めのようなことです。
そういう思い出のあるきものです。
このきものにはいつも、赤系の無地っぽい帯を締めます。
そして、この帯締めですが
名前入りです。「外喜枝」と入っています。これももう20年位経っています。
当時、名前を入れる帯締めが登場していました。
写真では黒っぽく見えますが、やや濃い緑色です。裏側は濃い赤です。きものや帯に合わせてどちらの色でも使えます。
敦賀駅の前で見かけた葉牡丹やシクラメン、パンジーの寄せ植えです。
敦賀駅はシンプルというかもっと、植物や植え込みなどがあるといいのに..と思っていました。
でも季節ごとにこういう花を置いてもらえると、心が和らいでいいなあと思います。
逆に植え込みや街路樹だと手入れや手間がかかりますしね❣
今朝は敦賀も雪一色です。沢山積もりました。
今は一番寒い大寒です。
七十二候では「水沢腹く堅し」(みずさわあつくかたし)と言います。
沢の水が厚くはりつめるころ。
「春隣」(はるとなり)これは冬の季語です。
もうすぐそこまで春が来ているという意味の言葉だそうです🌺