7月になりましたので、絽や紗の薄物の季節になりました。
写真ではまだ単衣です。この単衣と帯の組み合わせもとても気に入っています。
シルックのきもの(洗えるきもの)ですが小さな網目模様の江戸小紋に上前と後ろに小さな柄が付け下げのようにあります。ですのでややフォーマルな感じに使えます。
上の写真は上前と後ろです。
帯ですが、これも叔母にもらった名古屋帯です。
このタイプの帯は金糸の糸で織ってありやや重いです。しかしとても締めやすく重宝しています。もう60~70年は経っていると思います。
7月からは薄物になりますので、単衣にも増して軽くフワッとしていて、着ている人も身軽ですが、着ている人を見ている人の方が「涼しそう!」と思います。
上の写真は「ヒメヒオウギスイセン」というそうですが、子供のころから母から「キンギョソウ」と聞いていました。赤い金魚がヒラヒラと泳いでいるように見えます。
上の写真は「けいとう」です。種類は色々ありますが、赤い色の力強い印象が夏のイメージにピッタリです。
二十四節気では「夏至」です。ここから夏の盛りへと暑さが日に日に増していきます。
七十二候では「末項」で「半夏生ず」(はんげしょうず)です。
半夏(カラスビシャク)という植物があります。これが生え始める頃です。
田植えを終わらせる、農事の節目とされています。