薄いピンク色地にトンボ柄の絽小紋です。
このきものも38~39年経っています。
夏のきものにトンボの柄は時々見かけます。
トンボは前にしか飛ぶことができない、後ろに下がらないことから、勝利を呼び込む「勝ち虫」として武士に縁起の良い模様として使われていました。
今日のポイントカラーは水色です。
帯もお気に入りの夏帯ですが、お太鼓柄が出にくいので、前の柄がやや左に来ています。(前の柄をもう少し真ん中にしたいのですが、そうすると後ろのお太鼓の柄がぎりぎりになって柄がきれいに出ません)
帯どめも昔から使っているお気に入りのビーズです。
ビーズやトンボ玉は夏には涼し気に見えてピッタリです。
薄物のきものは柄が少ないと透けて見えるので注意が必要です。透けてみえるようでしたら伊敷当てをつけるといいですね。伊敷当てで下半身は大丈夫ですが、上半身もスッキリしておかないと透けて見えてしまいます。
ペチュニアの花です。この時期プランターなどでよく見かけます。
朝顔によく似ています。
二十四節気では今は「立秋」です。
初めて秋の気配がほの見えるころのこと。暑い盛りですが、これ以降は夏の名残りの残暑と言います。
残暑というには厳しい暑さですね❕
七十二候では「初候」で「涼風至る」(りょうふういたる)といって涼しい風が初めて立つころ。
その風を、秋の気配の始まりと見て。
しかし、近年ではまだまだ暑さは続きそうです。