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母が買ってくれた紬です。

もう39年ほど着ています。「あずき色」のきものと言ってます。このあずき色が少し薄いあずき色になっていてそれが横段になっています。

紬は張りがあるので染めのきもののようなしなやかさはありません。

独得の風合いがあります。

ひげ紬といって紬の糸の一部を織り込まずに糸の端を表面に出して織りあげることで髭が生えているような表情が生まれる紬のことです。

紬はとても暖かいです。

帯はウサギと月の柄です。

横糸に和紙を使っています。

やや硬めの帯です。

ふと空を見上げたら黒い雲の上に太陽の光に照らされた白い雲が輝いていました。

残り少ない紅葉がひらひらと色鮮やかでした。

白い山茶花です。

弱々しい優しい花びらですが寒い冬に咲く強い花です。

二十四節気では今は「冬至」です。1年で最も昼が短く夜が長いころのことです。

これから日が延びていくので古代では冬至が一年のはじまりでした。

七十二候では「初候」で「乃東生ず」(なつかれくさしょうず)といってウツボ草の芽が出てくるころ。


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