40年もののきものです。薄いピンク色の絽の小紋です。
自宅の洗濯機で洗えるので(ポリエステル)全くシミもできずきれいに着られます。
少し派手になったかなーと思いながら着ています🤣🤣😂
トンボの柄です。昔からトンボは縁起の良い柄と言わています。
トンボは「勝ち虫」と言って一度飛び立つと前にしか進まず、決して後退しない習性から「不転退(決して退却しない)の」精神を表すものとして「勝ち虫」と呼ばれてきました。
武士の縁起ものでした。
帯は、袋帯だったのを、重くて扱いにくいので名古屋帯に仕立てなおしてもらったもので、それからはよく使うようになりました。
この着物は絽ですが、絽との紗違いについてです。
絽です。からみ織と平織を組み合わせたものです。
経糸をねじって横糸と交差させたあと平織を入れます。平織部分は隙間がない普通の生地になります。
上の写真は平絽の長襦袢です。平絽はよりのかかっていない平糸で織られた絽です。柔らかくツヤがあります。
駒絽は、強い寄りのかかった駒糸を使った絽です。肌触りがサラッとしていて涼しく着られます。
紗のコートです。
紗は横糸1本に、ねじった経糸を2本ずつ絡ませて織り上げたもので、一定間隔に隙間ができるため通気性がよく透け感の強い生地になります。
着用シーンの違いですが、フォーマルには絽です。訪問着や色無地など改まった席用のきものはほとんど絽で作られいます。絽は平織部分があるので模様を染めやすいためだと思われます。また絽の方がタレ感がありしっとりと柔らかいきものになるのであらたまった雰囲気になります。もちろん絽にはカジュアルな小紋もあります。
紗はセミフォーマルの付け下げもあるようですが、ほとんどがカジュアルなきものです。
白い入道雲がとてもきれいでした。
網戸越し見た夕暮れどきです。
焼け付くような暑い道路沿いの花壇に咲いてます🌺🌺