絽の付け下げです。これも自宅の洗濯機で洗えます。
付け下げは訪問着と違って柄が控えめです。
訪問着は絵羽模様と言って柄が全体につながっていて一枚の絵のようになっていますが、付け下げは上前の柄が胸のところにありますが衿まではありません。また袖の柄も右は外側に、左の柄は袖の内側にあります。
この着物は昔、叔母が縫ってくれたものですが赤い矢印のところがつぎ足してあります。
衿①のところは、布が足りず別の布を使っています。
その下の矢印②は腰のところでつぎ足してあります。
左の矢印➂は、下前の腰のところでつぎ足しています。
もう40年ほど前のことですが、私がきもの教室を始めたころはきものをあまり持っていませんでした。ですので1枚でもたくさん必要と叔母が縫ってくれたものの1枚ですがこのきものは生地が足りずこのように縫ったのです。しかし、着てしまえばこの継ぎ足しは全く見えません!これは考えて縫わないとだめなのでとても難しい仕立てになります。
叔母の技術の結晶でした。感謝です。
今回も『絽目』にこだわってみます。
上の写真の絽目のアップです。
別のきものの絽目です。
上の2枚の写真は同じ3本絽です。
下の写真は絽縮緬です。
絽縮緬はやや生地に厚みがあります。
縮緬の生地に絽目を施した織物です。駒絽に比べて肌にべたつきにくく、透け感も少ないため単衣の時期に着用されることが多いですが、近年では盛夏にも着用されます。
強く撚った糸を使うことで絽目と絽目の間に縮緬と同じシボができているので、アップの写真では普通の絽よりも複雑に見えます。
ノウゼンカズラです。
夏に咲く花ですが。庭に植えてはいけない花として有名だそうです。知らなかったのですが、繁殖力が旺盛すぎることでツルが建物の外壁を痛めることが理由だそうです。
花の蜜には毒性もあるそうです。
壁を傷めるといえば「蔦」もそうですよね。うちのエアコンの室外機にツタが絡んでいました。
上の写真は蝉です。
今年はセミの鳴き声をあまり聞かないと思っていましたが、木があるところに行けば聞こえるので私が木のあるところへ行っていないということらしい。
上の写真はヒグラシです。
夏の終わりころに聞くことが多いので、私は寂し気な印象を持っています。