前回のブログでこのきものの仕立てについてご紹介しました。
叔母が縫ってくれたきものですが、着てしまうと継ぎ足しは全く見えません。
下前の衿はこのように衿先まで別布が付いてます。
こちらの継ぎ足しは腰のところで継ぎ足していますが、下前(合わせたとき下になるところ)なので着てしまえば見えません。
もう1か所、上前にも継ぎ足しがありますが「おはしょり」の下になるので見えません。
現在ではこのように継ぎ足して仕立てることはほとんどありませんが、まれに生地が足りないようなことになった場合には参考にしてくださいね。
このような絽のきものを着る時期もあと半月ほどになります。しかしこのような暑さが続けばまだまだ絽の出番がありそうですね。
ちなみに絽よりも紗の方が織り方の違いで透け感が強いですが、一番涼しいですね。
電線が邪魔ですが、入道雲が綺麗でした。
この季節の旬の花に「水引」があります。
名前は知らなくてもこの花見かけたことのある方は多いと思います。
上から見ると赤く、下から見ると白い花が細長い花穂に点々といくつも咲いています。その様子が祝儀の水引に見立てられて花の名前になったそうです。
紅白の花が混じるのは、御所水引、白い花だけのは銀水引というそうです。
「コキア」「ホウキギ」といいます。9月下旬から始まり10月中頃~下旬にきれいな赤になります。
昔はこれが「ほうき」のように見えるので子供のころ「ほうき草」と呼んでいましたが調べてみたら本当に「ホウキギ」でした。