
お嫁に持って来たきものです。
江戸小紋でフォーマル感があります。若いときのきものですがこの色はずっと着られますね!


帯は今は名古屋帯ですが本当は袋帯でした。
銀色の地色に螺鈿ですからカジュアルには向いていません。しかしあえて名古屋帯に仕立て直してもらったのはこの帯がとても締めにくい帯でした。お太鼓柄なので前の柄からお太鼓柄までだいたい1メートルあればお太鼓柄が出やすいです。この距離が短いとお太鼓が綺麗にできません。
つぎ足せば袋帯のままでも使用できますが、柄の位置が悪いので無駄に長いところをカットしました。
使いにくいまま保存しておくよりも使いやすいようにした方がいいですね。
名古屋帯にしてからよく使っています。
螺鈿ですが、上の写真では分かりにくいですが真ん中の白い花のところに螺鈿が使われています。
下の写真は前の柄ですが、真ん中の白い花に螺鈿がちりばめてあります。
螺鈿には、アワビ貝、夜光貝、白蝶貝などが使われます。これらの貝はそれぞれ光沢や色が異なり、希少性によって価格が変わります。特に見る角度によって美しく表情を変える真珠層の部分が利用されます。
貝殻を非常に薄く剥がし、1~2ミリ幅に裁断して帯地に織り込みますので非常に高度な技術と手間を要します。
下の写真は気比神宮の紅葉です。


柿の葉の紅葉も青空に映えて綺麗です。

「アフリカセンボンヤリ」というそうです。